WDE ex -Vol10 『Webフォントの未来』
こんにちは、フォントを買い漁る資本が欲しいと思うHitoyamです。切実。
前回のWDXはタイポグラフィーのことだったのですが、今回はウェブフォント。個人的には技術的なフォーカスよりも、現在の状況と今後の動向が気になっている感じ。という感じな感じで参加してきました。
講演内容の感想など
スピーカーはジョン・ダゲット氏。Mozilla Japan グラフィックス&テクスト エンジニアで、W3C CSSワーキンググループ CSS3 Fontsエディターのダゲット氏は、ちょっと日本語を勉強しようと思って来日して、気が付いたら8年目になっちゃったそうです。
当日使用されたスライドはダゲッド氏のブログから見ることができますし、Togetterでのまとめも作成されていますので、詳しい内容はそちらでどうぞ。
WOFFのこと
WOFFとはWeb Open Font Formatの略で、ウェブ専用の新しいフォントフォーマットです。OpenTypeデータの可逆圧縮で、追加のメタデータも定義可能です。
ウェブ制作をしている人々からすれば、当然のごとく興味がWOFFに集中するのですが、種類の貧弱さとライセンスの問題がまだまだまだまだ大きいと思います。今後少しずつ増えてゆくのだとは思いますが、まだ難しい点が残されているのかなぁと。日本語フォントの特性を考えると、特に。
@font-faceでunicode-rangeを利用すれば、使う範囲を定義したり定義した範囲のフォントデータだけを使用することが出来ますし、フォントを分割することもできるのですが。実際にはどのような使われ方になってゆくのかなぁ。電子書籍の縦書きグリフなんかも、書籍リーダーの独自実装ではなくて標準的にできるようになればいいのになぁ。
ちなみにHTML5 Japanese Interest GroupではCSS3のフォント周りに関する意見交換が行われているので、興味のある方はそちらを追ったり参加したりするといいんじゃないかと思います。
SVGフォント
ウェブ上で使えるフォントといえばSVGフォントもあります。機能は多くありませんが、XML形式で定義がシンプル。Windows上でヒンティングデータのない場合などには、SVGの方がキレイに表示されるみたいです。
とはいえ、現時点で本文にガツガツ使える感じでもないので、使いどころは難しいのかも。
フォントの問題は誰の問題か
さて、作るものに対してフォントを最初に当てる人は誰だ? って考えたら、うん、コーダーでもエンジニアでもなくデザイナーですよね、どう考えても。
デザイナーは技術的なことを追う必要はないと考える人もいるだろうし、それもきっと間違いではないと思うのですが、これからの時代のデバイスやUIを考えれば、せめてフォント周りのことは知っておいたほうがいいんじゃないかなぁぐらいには思っています。
できることの選択肢は多く持っていた方がいいし、こんなフォントがこんなふうに使えるならこんな表現ができるよ! という楽しみだって増えます。表現を仕事にする以上、その選択肢と楽しみがスキルに直結するのは当然のことなので、やっぱり知らないよりは知っておいた方がいい。
そういう意味でも、ビットマップ化されたものも含む印刷用フォントとウェブフォントは同列に語れるものではないのだと思います。どんなふうに使っていけるのか、使っていきたいのか、考えてワクワクしようと思います!
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- 2010年7月 5日 22:03
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